ガボール(Gabor)/ガボラトリー(Gaboratory)
シルバーアクセサリー界の首領であり、ガボール(GABOR)の創設者であるガボール・ナギーは、1958年にハンガリー・ブタペストで生まれました。彼は14歳から金・銀・プラチナなど貴金属加工を学び、1978年に25歳で渡米します。
そして、その後10年間様々なスタジオでキャリアを積んでいくうちに、フリーデザイナーとしていくつかの会社からデザインを依頼されるようになります。
当時アクセサリーといえば女性のものという概念が強く、男性用はほとんどありませんでした。そこで彼は、ベニスビーチに小さな小屋を構え、メンズアクセサリー「Gabor(ガボール)」を立ち上げ、スカルやクロスといったハードなモチーフをチョイスして、骨太なシルバー作りを始めました。
彼のアクセサリーのうわさは瞬く間に広がり、ガンズ&ローゼス、エアロスミスなどが訪ねて来るようになります。それからというもの、シルバーアクセサリーを作ってもらいにガボールを訪ねてくる有名人は後を絶ちませんでした。
ガボール・ナギは、不気味に笑ったスカルリングや、ブルドッグが噛み付いたブレスなどオリジナル溢れるアイテムを次々に世に送り出し、確固たるスタイルを築き上げます。同時に1990年代初頭、空前のシルバーアクセサリーブームが起こり、Gabor(ガボール)はカリスマブランドとして君臨するようになるのです。
「アメリカではどんなに金があってもコネクションが無ければGaborのアクセサリーは買えない。」
(ガボール・ナギー談)